WordPress の PHP バージョンを上げる手順|サイトヘルスがない場合も
WordPress のサイトで PHP のバージョンを安全に上げる手順。サイトヘルスが出ない古い WordPress の場合、上げたあとに確かめることまでまとめた。
WordPress のサイトで、PHP のバージョンを安全に上げる手順をまとめた。管理画面に「サイトヘルス」が出ない古い WordPress の場合も扱う。
この記事の要点
- 順番は「バックアップ → WordPress とプラグインの更新 → テスト → 切り替え → 確認」
- サイトヘルスが出ないなら、WordPress 本体がかなり古い(5.2 より前)。本体の更新が先
- プラグインは「最終更新日」と「検証済み WordPress バージョン」を見る
- 致命的なエラーが出ると、WordPress から管理者へ復旧用のメールが届く
上げる前に確かめること
| 確かめること | 見る場所 |
|---|---|
| 今の PHP のバージョン | 「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」 |
| WordPress 本体の版 | 管理画面の「ダッシュボード」→「更新」 |
| プラグインが新しい PHP に対応しているか | 各プラグインの配布ページの最終更新日・検証済みの版 |
| テーマの更新状況 | 「外観」→「テーマ」 |
サイトヘルスが出ない場合
- サイトヘルスは WordPress 5.2 で入った機能。出ないなら本体がそれより古い
- 古い本体は、新しい PHP で動かないことが多い。PHP より先に本体を更新する
- 本体の更新も、バックアップを取ってから行う
- PHP のバージョンは、サーバー会社の管理画面でも確かめられる
手順
- サイトのファイルとデータベースを、まるごとバックアップする
- WordPress 本体を最新にする
- プラグインとテーマを最新にする。何年も更新されていないものは、代わりを探す
- テスト用の環境(ステージング)で PHP を新しい版に切り替えて試す
- 問題がなければ、本番の PHP を切り替える
- トップ・お問い合わせフォーム・管理画面・カートを確かめる
- おかしければ、すぐ元の版に戻す
致命的なエラーが出たとき
- WordPress 5.2 以降は、致命的なエラーが出ると管理者のメールアドレスに「技術的な問題」の知らせが届く
- メールのリンクから「リカバリーモード」で管理画面に入り、原因のプラグインを止められる
- メールが届かない場合は、PHP を元の版に戻してから原因を調べる
どの版に上げるか
- 保守が長いのは PHP 8.4(2028年12月31日まで)と 8.5(2029年12月31日まで)
- プラグインの対応が追いついていなければ、まず 8.3 に上げて様子を見るのも手
よくある質問
WordPress は PHP 8.4 で動く?
WordPress 本体は新しい版ほど新しい PHP に対応している。問題になるのは古いプラグインやテーマが多い。本体・プラグイン・テーマを最新にしてから、テスト環境で確かめる。
サイトヘルスがないのはなぜ?
サイトヘルスは WordPress 5.2 で入った機能。出ない場合は本体がそれより古いので、PHP より先に本体を更新する。
PHP を上げたあとにプラグインが動かなくなったら?
まず PHP を元の版に戻してサイトを復旧する。そのあと、プラグインの更新を待つか、代わりのプラグインを探す。
無料ツールPHP2Shell 脆弱性チェッカーPHP のバージョンとサーバー会社を選ぶだけで、危険度と今やることが分かります。参考にした情報
- php.net(2026年10月21日のセキュリティ告知)
- php.net:Supported Versions
- php.net:Unsupported Branches
- php.net:付録(移行ガイド)
- WordPress.org:サーバー要件
この記事の情報
2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。最新は php.net と、利用中のサーバー会社の告知を確認すること。
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