Cloudflare へのサーバー移行|WordPress を移して PHP の脆弱性から卒業する方法
PHP を上げても、数年ごとに同じ対応が必要になる。WordPress のサイトを Cloudflare へ移して PHP そのものをなくす方法と、向き不向き、移したあとの更新のしかたをまとめた。
Cloudflare へのサーバー移行|WordPress を移して PHP の脆弱性から卒業する方法
- Cloudflare は PHP を動かさない。移すときは、PHP がいらない形のサイトにする
- PHP がなければ、PHP の脆弱性の影響は受けない。PHP や OS の更新も要らない
- 会社案内・ブログ・お店の紹介などは移しやすい
- ネットショップや会員制のサイトは、作り直しや別のサービスとの組み合わせが要る
移すと何が変わるか
- PHP の脆弱性:見つかるたびに更新が必要
- PHP・OS の更新:数年ごとに必要(PHP 8.2 は 2026年12月31日で保守終了)
- 表示の速さ:サーバー1台から配る
PHP をなくす3つのやり方
- ページを書き出す:今の WordPress のページを HTML に書き出して、Cloudflare に置く
- 作り直す:今の見た目に合わせて、PHP のいらない形で作り直す
- WordPress を裏に隠す:WordPress は外から見えない所に残して編集に使い、公開するページだけ Cloudflare に置く
プラグインはどうなるか
- 見た目を作るプラグイン:書き出したページにそのまま残る
- フォーム・検索・コメントのプラグイン:Cloudflare の仕組みや外のサービスに置き換える
- セキュリティ・キャッシュのプラグイン:要らなくなる
移行の流れ
- 今のサイトのページ・フォーム・プラグイン・メールの使い方を洗い出す
- PHP がいらない形にする(書き出すか、作り直すか、裏に隠すか)
- フォームを Cloudflare の仕組みで作り直す
移したあとの更新のしかた
- 書き出し直す:外から見えない WordPress で記事を書き、書き出して Cloudflare に置き直す
- 別の編集の仕組み:記事を書く画面を別に用意して、公開すると Cloudflare に反映される
- 頼む:更新が少ないなら、更新を頼む形でもよい
気をつけること
- ページの住所(URL)は今と同じにする。変わるなら転送(301)を入れて、検索の評価を引き継ぐ
- サーバーでメールも使っているなら、メールの移し先を先に決める
- 検索・コメント・会員・決済など、PHP で動いていた機能は、別の仕組みに置き換える
PHP2Shell のような脆弱性が出るたびに PHP を上げるのは、終わりのない作業になる。Cloudflare へサイトを移して PHP そのものをなくせば、PHP の脆弱性を追いかける必要がなくなる。その方法と、向き不向きをまとめた。
- Cloudflare は PHP を動かさない。移すときは、PHP がいらない形のサイトにする
- PHP がなければ、PHP の脆弱性の影響は受けない。PHP や OS の更新も要らない
- 会社案内・ブログ・お店の紹介などは移しやすい
- ネットショップや会員制のサイトは、作り直しや別のサービスとの組み合わせが要る
移すと何が変わるか
| 項目 | 今のサーバー(PHP) | Cloudflare へ移したあと |
|---|---|---|
| PHP の脆弱性 | 見つかるたびに更新が必要 | PHP を使わないので影響を受けない |
| PHP・OS の更新 | 数年ごとに必要(PHP 8.2 は 2026年12月31日で保守終了) | 要らない |
| 表示の速さ | サーバー1台から配る | 世界中の拠点から配る |
| 大量の攻撃(DDoS) | サーバーが止まることがある | Cloudflare が受け止める |
| https | 設定と更新が必要 | 自動 |
| サーバー代 | 毎月かかる | 小さなサイトなら無料の範囲に収まることが多い |
PHP をなくす3つのやり方
| やり方 | 中身 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| ページを書き出す | 今の WordPress のページを HTML に書き出して、Cloudflare に置く | 見た目を変えたくない・すぐ移したい |
| 作り直す | 今の見た目に合わせて、PHP のいらない形で作り直す | 古いサイトをきれいにしたい |
| WordPress を裏に隠す | WordPress は外から見えない所に残して編集に使い、公開するページだけ Cloudflare に置く | 今の WordPress の編集画面のまま更新したい |
向き不向きの見分け方
| サイトの中身 | 向き不向き |
|---|---|
| 会社案内・お店の紹介・採用のページ | 向いている |
| ブログ・お知らせ | 向いている |
| お問い合わせフォーム | 向いている(フォームは作り直す) |
| サイト内の検索 | 工夫すれば移せる |
| コメント欄 | 外のサービスに置き換える |
| ネットショップ(WooCommerce など) | 相談が必要 |
| 会員制・ログイン | 相談が必要 |
| 予約・見積もりの仕組み | 相談が必要 |
移せない場合は、PHP 8.4 / 8.5 への更新が現実的。
プラグインはどうなるか
- 見た目を作るプラグイン:書き出したページにそのまま残る
- フォーム・検索・コメントのプラグイン:Cloudflare の仕組みや外のサービスに置き換える
- セキュリティ・キャッシュのプラグイン:要らなくなる
お問い合わせフォームは PHP で動いていることが多い。Cloudflare に移すときは、Cloudflare の仕組み(Workers など)でフォームを作り直す。
移行の流れ
- 今のサイトのページ・フォーム・プラグイン・メールの使い方を洗い出す
- PHP がいらない形にする(書き出すか、作り直すか、裏に隠すか)
- フォームを Cloudflare の仕組みで作り直す
- Cloudflare に公開して、表示とフォームを確かめる
- DNS の向き先を変える。古いサーバーは数日残してから解約する
移したあとの更新のしかた
| やり方 | 更新の手順 |
|---|---|
| 書き出し直す | 外から見えない WordPress で記事を書き、書き出して Cloudflare に置き直す |
| 別の編集の仕組み | 記事を書く画面を別に用意して、公開すると Cloudflare に反映される |
| 頼む | 更新が少ないなら、更新を頼む形でもよい |
編集のために WordPress を残す場合、外から見えない所に置いても、その WordPress と PHP の更新は続ける。外から攻撃を受けにくくなるだけで、PHP がなくなるわけではない。
気をつけること
- ページの住所(URL)は今と同じにする。変わるなら転送(301)を入れて、検索の評価を引き継ぐ
- サーバーでメールも使っているなら、メールの移し先を先に決める
- 検索・コメント・会員・決済など、PHP で動いていた機能は、別の仕組みに置き換える
まず今のサイトを調べる
このサイトの診断に URL を入れると、WordPress の版・プラグインの数と名前・Web サーバーなどが分かる。プラグインの名前から、移しやすさの目安が分かる。
よくある質問
Cloudflare に移せば、本当に PHP の脆弱性の影響を受けませんか?
公開しているサイトが PHP を使わない形になっていれば、PHP の脆弱性の影響は受けません。
ただし、編集のために WordPress を別の所に残す場合は、その WordPress と PHP の更新は続けてください。
移行中、サイトは止まりますか?
Cloudflare 側で表示とフォームを確かめてから DNS を切り替えるので、ほとんど止まりません。
費用はどれくらいかかりますか?
サイトの大きさやフォームの数で変わります。
PHPチェッカーでは、今のサイトを確かめてから無料で見積もります。
移したあとの更新や見守りは、月額の保守でも引き受けます。
移したあと、自分で記事を更新できますか?
できます。
外から見えない WordPress で書いて書き出す方法や、別の編集の画面を用意する方法があります。
サイトに合わせて提案します。
ネットショップは移せませんか?
カートや決済は PHP で動いていることが多いので、作り直しや別のサービスとの組み合わせが必要です。
移せない場合は、PHP 8.4 / 8.5 への更新を提案します。
参考にした情報
2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。Cloudflare の料金や機能は変わることがあるので、最新は公式のページを確認すること。Cloudflare は Cloudflare, Inc. の商標で、PHPチェッカーは Cloudflare の公式のサービスではない。
今のサイトを確かめてから、Cloudflare へ移せるかどうかと費用を伝える。見積もりは無料。
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