緊急PHP2Shell(CVE-2026-109618 / 109619)公表から1日。PHP 8.1 以前は修正版なし今すぐ診断
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PHP2Shell とは?CVE-2026-109618 / 109619 の影響と対策まとめ

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著者
編集部

PHP2Shell は PHP 本体の2つの脆弱性の通称。影響する版、修正版(8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35)、いちばん危ない使い方、応急処置をまとめた。

2026年10月に公表された PHP の脆弱性「PHP2Shell」について、何が起きるか、どの版が影響を受けるか、何をすればいいかをまとめた。数値はすべて php.net の公式情報にもとづく。

この記事の要点
  • PHP 本体の2つの脆弱性(CVE-2026-109618 / CVE-2026-109619)の通称
  • ログインなしで、外部からサーバー上のプログラムを実行されるおそれがある
  • 影響は PHP 5.4〜8.5 の幅広い版。いちばん危ないのは mod_php
  • 修正版は 8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35。PHP 8.1 以前には公式の修正版がない

何が起きるか

  • ログインなしで、外部からサーバー上のプログラムを実行される
  • いちばん危ないのは mod_php(Apache に PHP を組み込む方式)。アプリのプログラムが動く前に攻撃が届く実例がある
  • 危険度は CVSS 4.0 で 9.2(10 点満点)
  • 修正版の公開前に、内容が外に漏れた

2つの脆弱性

  • CVE-2026-109618:メモリ不足の処理の途中で、作りかけのデータを正しいものとして扱ってしまう
  • CVE-2026-109619:解放したはずのデータを、同じワーカーの次のリクエストが使ってしまう

影響を受ける版と修正版

バージョン修正版公式の保守
PHP 8.58.5.12 以降2029年12月31日まで
PHP 8.48.4.27 以降2028年12月31日まで
PHP 8.38.3.36 以降2027年12月31日まで
PHP 8.28.2.35 以降2026年12月31日まで
PHP 8.1なし2025年12月31日に終了
PHP 8.0なし2023年11月26日に終了
PHP 7.4なし2022年11月28日に終了
PHP 7.3 以前なし終了

今すぐやること

  1. 自分のサイトの PHP のバージョンを確かめる
  2. PHP 8.2〜8.5 なら、修正版(8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35)以降か確かめる
  3. PHP 8.1 以前なら、PHP 8.4 か 8.5 への移行を計画する
  4. すぐ更新できないなら、下の応急処置を入れる

応急処置(完全に防げるのは更新だけ)

CVE-2026-109619

  • session.upload_progress.enabled=0 にして、すべてのワーカーを再起動
  • 設定は php.ini・FPM のプール・サーバーの設定で行う(ini_set() や .user.ini では効かない)
  • PHP 8.5 は fatal_error_backtraces=0 も設定して再起動
  • エラーを隠す(display_errors や @)だけでは効かない

CVE-2026-109618

  • memory_limit=-1(FPM のプールか Apache の設定で。ほかの設定で上書きされないようにする)
  • アップロード不要なら post_max_size = 8M、必要なら 32M(upload_max_filesize はそれより小さく)
  • Web サーバーやプロキシで、リクエストの大きさ・項目数・ヘッダー数・入れ子の深さを制限
  • メモリの上限はコンテナや cgroup でかける(RLIMIT_AS や RLIMIT_DATA は使わない)
版の番号だけでは判断できないことがある

Linux の配布元やサーバー会社は、版の番号を変えずに修正を入れることがある。番号が古く見えても直っている場合があるので、サーバー会社の告知もあわせて確かめる。

よくある質問

PHP2Shell はどれくらい危ない?

危険度は CVSS 4.0 で 9.2(10 点満点)。ログインなしで、外部からサーバー上のプログラムを実行されるおそれがある。

自分のサイトが影響を受けるか知りたい

PHP 5.4〜8.5 なら影響を受ける。修正版(8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35)以降なら直っている。このサイトの診断で、版を選ぶだけで分かる。

攻撃はもう起きている?

修正版の公開前に内容が漏れていたため、対応が遅れたサイトは狙われやすい。更新とあわせて、改ざんされていないかも確かめる。

無料ツールPHP2Shell 脆弱性チェッカーPHP のバージョンとサーバー会社を選ぶだけで、危険度と今やることが分かります。

参考にした情報

この記事の情報

2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。最新は php.net と、利用中のサーバー会社の告知を確認すること。

PHP のバージョンとサーバー会社を選ぶだけで、危険度と今やることが分かる。移行の相談もできる。

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この記事の著者

編集部