BASE・カラーミーショップも止まった夜|外のサービスが止まったとき、会社がやること
PHP2Shell では、ネットショップの仕組みや受注管理など、多くの会社が使う外のサービスが一晩止まった。自社のサイトに問題がなくても仕事は止まる。そのときにやることと、次に備えることをまとめた。
BASE・カラーミーショップも止まった夜|外のサービスが止まったとき、会社がやること
- 一晩で、ネットショップの仕組みや受注管理など、多くのサービスが止まった
- 止まったら、まず公式の告知を確かめ、お客さんへの案内を出す
- 「何に頼っているか」を一覧にしておくと、次に慌てない
- 再開したら、注文・決済・メールの抜けを確かめる
あの夜に止まったもの
公開されているまとめ(ツバサのメモ帳)をもとに、主なものを並べる
- ネットショップの仕組み:BASE
- ネットショップの仕組み:カラーミーショップ
- ネットショップの仕組み:MakeShop
止まったときにやること
- 公式の告知を確かめる:サービスの「お知らせ」や公式の X。いつまで止まる見込みか
- お客さんに知らせる:自社の SNS やサイトで「○○の都合で、ただいまご注文を受けられません」と出す
- 電話や別の窓口を案内する:急ぎの注文や問い合わせの受け先を示す
再開したら確かめること
- 止まる直前の注文:決済だけ済んで、注文が残っていないことがある
- 決済の状態:二重の決済や、決済の取り消しが起きていないか
- 自動のメール:注文の確認や発送のメールが送られたか
10月21日の夜、PHP2Shell への対応で、国内の多くのサービスが予防のために止まった。ネットショップを作る仕組み(BASE・カラーミーショップ・futureshop・MakeShop)、受注や在庫の管理、決済の会社のサイト、保育園の連絡の仕組みまで、日々の仕事に使うものばかりだ。
自社のサイトに PHP を使っていなくても、使っている外のサービスが止まれば、注文も問い合わせも止まる。そのときに会社がやることと、次に備えることをまとめた。
- 一晩で、ネットショップの仕組みや受注管理など、多くのサービスが止まった
- 止まったら、まず公式の告知を確かめ、お客さんへの案内を出す
- 「何に頼っているか」を一覧にしておくと、次に慌てない
- 再開したら、注文・決済・メールの抜けを確かめる
あの夜に止まったもの
公開されているまとめ(ツバサのメモ帳)をもとに、主なものを並べる。
| 種類 | 止まったサービス(例) | 止まっていた時間の目安 |
|---|---|---|
| ネットショップの仕組み | BASE | 21日15:50〜22日8:00ごろ(約16時間) |
| ネットショップの仕組み | カラーミーショップ | 21日22:00〜22日8:49 |
| ネットショップの仕組み | MakeShop | 21日23:00〜22日4:42 |
| 受注・在庫の管理 | ネクストエンジン | 21日19:00〜22日朝 |
| 受注・倉庫 | LOGILESS | 21日22:00〜22日1時ごろ |
| 保育園の連絡 | コドモン | 21日14:16〜22日3時ごろ(一部の機能は23日) |
夜の時間帯とはいえ、ネットショップでは注文が受けられず、受注の処理や発送の準備にも影響が出た。
止まったときにやること
- 公式の告知を確かめる:サービスの「お知らせ」や公式の X。いつまで止まる見込みか
- お客さんに知らせる:自社の SNS やサイトで「○○の都合で、ただいまご注文を受けられません」と出す
- 電話や別の窓口を案内する:急ぎの注文や問い合わせの受け先を示す
- 社内に共有する:誰が何を止めて、何を待つのかを決める
- 再開の知らせを待って、確かめる:再開したら、すぐに次の確認へ
再開したら確かめること
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 止まる直前の注文 | 決済だけ済んで、注文が残っていないことがある |
| 決済の状態 | 二重の決済や、決済の取り消しが起きていないか |
| 自動のメール | 注文の確認や発送のメールが送られたか |
| 在庫の数 | 受注の管理と、ショップの在庫がずれていないか |
| 予約・定期の処理 | 止まっている間に動くはずだった処理が、抜けていないか |
次に備える
何に頼っているかを一覧にする
| 使っているもの | 止まったら困ること | 代わりの手 |
|---|---|---|
| ネットショップの仕組み | 注文が受けられない | SNS で案内・電話で受ける |
| 受注・在庫の管理 | 発送ができない | 手作業の手順を決めておく |
| 決済 | 支払いが受けられない | 振込など別の方法 |
| 自社のサイト | 問い合わせが来ない | メールアドレスや電話を SNS に出す |
お知らせの文を用意しておく
止まってから文を考えると遅れる。「外のサービスの都合で、一時的にご注文を受けられません。再開しましたら、こちらでお知らせします」のような文を、前もって用意しておく。
自社で持っているサイトは、止まりにくい形にする
外のサービスが止まるのは防げない。一方、自社で持っているサイトは、作り方で止まりにくくできる。PHP で動くサイトは、今回のような脆弱性のたびに止める判断が要る。置くだけのサイト(静的サイト)なら、PHP の脆弱性で止める必要がない。
よくある質問
自社のサイトは大丈夫でも、仕事が止まることはありますか?
あります。
ネットショップの仕組みや受注の管理など、使っている外のサービスが止まれば、注文や発送も止まります。
外のサービスが止まったら、まず何をすればいいですか?
公式の告知で見込みを確かめ、お客さんに SNS やサイトで知らせてください。
急ぎの注文を受ける別の窓口も案内すると安心です。
再開したあとに確かめることはありますか?
止まる直前の注文・決済の状態・自動のメール・在庫の数を確かめてください。
止まっている間に抜けた処理がないかも見てください。
参考にした情報
- ツバサのメモ帳:PHP脆弱性php2shellで止まったカート・モールを一晩追跡
- 城咲子:php2shell 修正版公開後の各社対応状況(レンタルサーバーとサービスの再開は修正版適用済みとは限らない)
- IPA:PHPの脆弱性対策について(PHP2shell)
- JPCERT/CC:PHPにおける複数の脆弱性に関する注意喚起(JPCERT-AT-2026-0033)
2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。PHP2Shell の状況は日々変わるので、最新は php.net・IPA・JPCERT/CC と、利用中のサービスの公式の告知を確認すること。
自社のサイトを止まりにくい形にしたい、何に頼っているか一緒に整理したい、というときに相談できる。相談は無料。
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