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レンタルサーバーの「再開しました」は修正済み?PHP2Shell の告知の読み方と確かめ方

公開
著者
編集部

PHP2Shell で多くのレンタルサーバーがメンテナンスに入り、22日の朝までに再開した。ところが告知の書き方は会社によってばらばらだった。告知のどこを読めばよいか、自分でどう確かめるかをまとめた。

この記事の流れ約25秒
この記事で分かること

レンタルサーバーの「再開しました」は修正済み?PHP2Shell の告知の読み方と確かめ方

  • 再開の告知は「サービスを戻した」という知らせ。修正版が入ったかどうかは別
  • 告知に PHP と書いていなくても、対応していないとは限らない。逆も同じ
  • 確かめるのは、自分のサイトで動いている PHP の版
  • 8.1 以前を選んでいるなら、サーバー会社の独自の修正が入ったかを聞く
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告知の書き方はばらばらだった

情報システムの担当者が各社の告知を比べたまとめ(城咲子氏)によると、22日の時点で、告知の書き方は大きく3つに分かれた

  • PHP の脆弱性への対応と書き、版ごとの修正の状況まで書いている:いちばん分かりやすい。自分の版が入っているかを確かめる
  • 「緊急メンテナンス」「システム保守」とだけ書いている:何をしたかが分からない。管理画面や問い合わせで確かめる
  • 「再開しました」「影響はありません」とだけ書いている:再開=修正済みとは限らない。確かめる
ここを読む
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告知で読むべき所

  • PHP の版ごとに書いてあるか:「8.2〜8.5 は修正完了」「8.1 以前は対応中」のように分けて書いてあるか
  • 8.1 以前の扱い:公式の修正版がない版に、独自の修正を入れたのか、新しい版への切り替えを勧めているのか
  • 完了の時刻:「適用を開始」なのか「完了」なのか
ここを読む
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自分で確かめる方法

  • 今の PHP の版:サーバーの管理画面の「PHP のバージョン」の設定、または WordPress の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」
  • 修正版か:8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35 以上か。番号が変わらない会社は、告知で修正済みか確かめる
  • 8.1 以前を選んでいないか:ドメインごとに違う版を選べるので、すべてのドメインで確かめる
ここを読む
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8.1 以前を使っているなら

PHP 8.1 以前には、公式の修正版が出ていない

  • 管理画面で 8.4 か 8.5 を選べるなら、テストしてから切り替える
  • 選べない(古いサーバー・古いプラン)なら、新しいサーバーか、PHP のいらない形へ移す
ここを読む
今のサーバーと Cloudflare の違い

PHP2Shell では、多くのレンタルサーバーが21日の夜から22日の朝にかけて、緊急のメンテナンスを行った。22日の朝までに、ほとんどのサービスが再開している。

ただ、告知を読み比べると、書き方は会社によってかなり違った。「PHP」と書いていない告知、「再開しました」だけの告知も多かった。この記事では、告知の読み方と、自分で確かめる方法をまとめる。

この記事の要点
  • 再開の告知は「サービスを戻した」という知らせ。修正版が入ったかどうかは別
  • 告知に PHP と書いていなくても、対応していないとは限らない。逆も同じ
  • 確かめるのは、自分のサイトで動いている PHP の版
  • 8.1 以前を選んでいるなら、サーバー会社の独自の修正が入ったかを聞く

告知の書き方はばらばらだった

情報システムの担当者が各社の告知を比べたまとめ(城咲子氏)によると、22日の時点で、告知の書き方は大きく3つに分かれた。

告知の書き方意味
PHP の脆弱性への対応と書き、版ごとの修正の状況まで書いているいちばん分かりやすい。自分の版が入っているかを確かめる
「緊急メンテナンス」「システム保守」とだけ書いている何をしたかが分からない。管理画面や問い合わせで確かめる
「再開しました」「影響はありません」とだけ書いている再開=修正済みとは限らない。確かめる

同じまとめは、「告知に書かれていない」ことと「対応していない」ことは同じではない、とも指摘している。告知だけで良し悪しを決めず、自分のサイトで確かめるのが確実だ。

告知で読むべき所

  1. PHP の版ごとに書いてあるか:「8.2〜8.5 は修正完了」「8.1 以前は対応中」のように分けて書いてあるか
  2. 8.1 以前の扱い:公式の修正版がない版に、独自の修正を入れたのか、新しい版への切り替えを勧めているのか
  3. 完了の時刻:「適用を開始」なのか「完了」なのか
  4. 止まったものの範囲:管理画面だけ止まったのか、サイトそのものも止まったのか
版の番号が変わらないこともある

サーバー会社によっては、「今の版のまま修正を入れる」と案内している。この場合、管理画面に出る版の番号は変わらない。番号だけで判断せず、告知の中身とあわせて読む。

自分で確かめる方法

確かめることやり方
今の PHP の版サーバーの管理画面の「PHP のバージョン」の設定、または WordPress の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」
修正版か8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35 以上か。番号が変わらない会社は、告知で修正済みか確かめる
8.1 以前を選んでいないかドメインごとに違う版を選べるので、すべてのドメインで確かめる
分からなければサポートに「CVE-2026-109618 / 109619 の修正が、私のサーバーの PHP ○○ に入っているか」を聞く

各社の管理画面での変え方は、サーバー会社別の変え方 にまとめた。

8.1 以前を使っているなら

PHP 8.1 以前には、公式の修正版が出ていない。サーバー会社によっては、独自に修正を入れたと案内しているが、PHP 自体の保守が戻るわけではない。次に脆弱性が見つかれば、また同じことになる。

  • 管理画面で 8.4 か 8.5 を選べるなら、テストしてから切り替える
  • 選べない(古いサーバー・古いプラン)なら、新しいサーバーか、PHP のいらない形へ移す
今のサーバーと Cloudflare の違い
今のサーバーと Cloudflare の違い

PHP のいらない形(置くだけのサイト)にすれば、次の PHP の脆弱性で、また告知を読み比べる必要もなくなる。

よくある質問

告知に PHP と書いていません。対応していないのですか?

そうとは限りません。
書いていない会社もありました。
管理画面で PHP の版を確かめ、分からなければサポートに聞くのが確実です。

管理画面の版の番号が変わっていません

今の版のまま修正を入れる会社もあります。
番号だけで判断せず、告知の中身を読むか、サポートに確かめてください。

PHP 8.1 を使っています。サーバー会社が直したなら大丈夫ですか?

今回の穴はふさがっても、PHP 8.1 自体の保守は終わっています。
次の脆弱性に備えて、8.4 か 8.5 への移行を進めてください。

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参考にした情報

この記事の情報

2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。PHP2Shell の状況は日々変わるので、最新は php.net・IPA・JPCERT/CC と、利用中のサービスの公式の告知を確認すること。

URL を入れるだけで、今のサイトの仕組みと PHP の状態が分かる。移行の相談もできる。

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この記事の著者

編集部