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社内に詳しい人がいない会社の PHP2Shell 対応|誰に何を聞けばいいか

公開
著者
編集部

ニュースで PHP の脆弱性を知ったが、社内に分かる人がいない。そんな会社の担当者向けに、今日やること、誰に何を聞けばいいか、返ってきた答えの読み方をまとめた。問い合わせの文のひな形つき。

この記事の流れ約35秒
この記事で分かること

社内に詳しい人がいない会社の PHP2Shell 対応|誰に何を聞けばいいか

  • まず今日やるのは3つ。サイトの関係者を探す・URL で調べる・聞く
  • 聞く相手は、制作会社 → サーバー会社 の順
  • 聞くことは「PHP の版」「修正版になっているか」「いつまでに何をするか」
  • PHP 8.1 以前と答えが返ってきたら、修正版がないので、移行が必要
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まず今日やること

  • サイトの関係者を探す:制作会社の契約書・請求書、サーバーの請求や更新のメールを探す
  • URL で調べる:このサイトの診断に URL を入れると、外から分かる範囲で仕組みが分かる
  • 聞く:下のひな形を使って、制作会社かサーバー会社に問い合わせる
ここを読む
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誰に聞くか

  • サイトを作った制作会社:PHP の版・プラグイン・移行の手間
  • サーバー会社:PHP の版の確かめ方・変え方・修正の状況
  • ドメインの会社:サーバーがどこにあるかの手がかり
ここを読む
詳しい人がいないとき、誰に聞くか
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聞くときのひな形

制作会社に送るときは、次の文をそのまま使える

ここを読む
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返ってきた答えの読み方

  • 「8.5.12 です」など、修正版の番号以上:直っている
  • 「8.2 です」「8.3 です」(細かい番号なし):修正版かどうか分からない
  • 「8.1 です」「7.4 です」など:公式の修正版がない
ここを読む
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制作会社と連絡がつかないとき

制作会社がなくなっている、担当者が分からない、ということもある

  • サーバー会社の管理画面に入れるか確かめる(ID とパスワードが社内に残っていないか探す)
  • 入れれば、PHP の版が画面に出ていることが多い。サーバー会社の案内に沿って確かめる
  • 入れない・画面が分からないなら、新しい相談先(制作会社や移行の代行)に、URL と分かったことを伝えて頼む
ここを読む
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これからに備える

  • サイトの関係者(制作会社・サーバー会社・ドメインの会社)と、管理画面の ID の置き場所を1枚にまとめておく
  • PHP は約4年ごとに上げ直しが来る。次の期限をカレンダーに入れておく
  • 自分たちで続けられないなら、保守を任せる先を決めておくか、PHP のいらない形(置くだけのサイト)へ移す
ここを読む

「PHP に重大な脆弱性」というニュースを見たが、自社のサイトが関係あるのか分からない。サイトを作った人はもう社内にいない。そんな会社は少なくない。この記事は、Web に詳しくない担当者の人が、何をすればいいかを順に説明する。

専門の知識はなくても大丈夫だ。やることは「関係者に聞く」と「答えを読む」の2つで、聞く文のひな形も用意した。

この記事の要点
  • まず今日やるのは3つ。サイトの関係者を探す・URL で調べる・聞く
  • 聞く相手は、制作会社 → サーバー会社 の順
  • 聞くことは「PHP の版」「修正版になっているか」「いつまでに何をするか」
  • PHP 8.1 以前と答えが返ってきたら、修正版がないので、移行が必要

まず今日やること

  1. サイトの関係者を探す:制作会社の契約書・請求書、サーバーの請求や更新のメールを探す
  2. URL で調べる:このサイトの診断に URL を入れると、外から分かる範囲で仕組みが分かる
  3. 聞く:下のひな形を使って、制作会社かサーバー会社に問い合わせる

慌ててサーバーの設定を自分で触る必要はない。分からないまま触ると、サイトが止まることがある。まずは「聞く」ところまでを今日中に進める。

誰に聞くか

詳しい人がいないとき、誰に聞くか
詳しい人がいないとき、誰に聞くか
相手分かること探し方
サイトを作った制作会社PHP の版・プラグイン・移行の手間契約書・請求書・サイトの一番下の「制作」の表示
サーバー会社PHP の版の確かめ方・変え方・修正の状況毎月・毎年の請求、更新の知らせのメール
ドメインの会社サーバーがどこにあるかの手がかりドメインの更新の知らせのメール

制作会社と連絡がつけば、それが一番早い。サイトの中身を知っているので、上げたら何が動かなくなるかまで答えられる。

聞くときのひな形

制作会社に送るときは、次の文をそのまま使える。会社名とサイトの URL を入れ替える。

件名:PHP の脆弱性(PHP2Shell)について確認のお願い

いつもお世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
10月21日に公表された PHP の脆弱性(PHP2Shell、CVE-2026-109618 / 109619)について、
弊社サイト(https://〇〇〇〇)の状況を確認させてください。

1. 使っている PHP のバージョン(例:8.3.36)
2. 修正版になっているか。なっていなければ、対応の予定
3. PHP 8.1 以前の場合、新しい版へ移す方法と費用の目安

お手数ですが、ご確認をお願いいたします。

サーバー会社に聞くときは、3つ目を「新しい PHP を選べるか、選べない場合はどうすればよいか」に変えるとよい。

返ってきた答えの読み方

返ってきた答え意味次にやること
「8.5.12 です」など、修正版の番号以上直っている念のため、改ざんされていないか確かめる
「8.2 です」「8.3 です」(細かい番号なし)修正版かどうか分からない細かい番号(8.3.36 など)まで聞き直す
「8.1 です」「7.4 です」など公式の修正版がない8.4 か 8.5 への移行を急いで相談する
「サーバー会社が対応済みです」修正が入った可能性が高い版の番号を聞いて、自分でも確かめる
「上げるとサイトが動かなくなるかもしれない」古いプラグインや作りがある移行の作業と費用を見積もってもらう

PHP 8.2 は、修正版があっても 2026年12月31日で保守が終わる。8.2 と答えが返ってきたら、年内に 8.4 か 8.5 へ移る相談も一緒にしておく。

制作会社と連絡がつかないとき

制作会社がなくなっている、担当者が分からない、ということもある。その場合は次の順に進める。

  1. サーバー会社の管理画面に入れるか確かめる(ID とパスワードが社内に残っていないか探す)
  2. 入れれば、PHP の版が画面に出ていることが多い。サーバー会社の案内に沿って確かめる
  3. 入れない・画面が分からないなら、新しい相談先(制作会社や移行の代行)に、URL と分かったことを伝えて頼む
「何もしない」が一番危ない

PHP2Shell は、修正版が出る前に攻撃の方法が外に漏れていた。古い PHP のまま放っておくと、サイトの書き換えや、お客さまの情報の流出につながることがある。分からないときは、分からないまま誰かに聞くのが正解だ。

これからに備える

  • サイトの関係者(制作会社・サーバー会社・ドメインの会社)と、管理画面の ID の置き場所を1枚にまとめておく
  • PHP は約4年ごとに上げ直しが来る。次の期限をカレンダーに入れておく
  • 自分たちで続けられないなら、保守を任せる先を決めておくか、PHP のいらない形(置くだけのサイト)へ移す

よくある質問

制作会社がもうありません。どうすればいいですか?

サーバー会社の管理画面に入れれば、PHP の版を確かめられます。
入れない場合は、URL と分かったことを持って、新しい相談先に頼んでください。

サーバーの設定を自分で変えても大丈夫ですか?

分からないまま変えると、サイトが止まることがあります。
まずは制作会社かサーバー会社に聞いてから進めてください。

「対応済み」と言われたら、もう安心ですか?

版の番号(例:8.3.36)まで聞いて、修正版以上か確かめてください。
修正版の前に入り込まれていないかも、あわせて確かめると安心です。

無料ツールPHP2Shell 脆弱性チェッカーPHP のバージョンとサーバー会社を選ぶだけで、危険度と今やることが分かります。

参考にした情報

この記事の情報

2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。脆弱性の情報や各サービスの機能は変わることがあるので、最新は公式のページを確認すること。Cloudflare は Cloudflare, Inc. の商標で、PHPチェッカーは Cloudflare の公式のサービスではない。

URL を入れるだけで、今のサイトの仕組みと PHP の状態が分かる。移行の相談もできる。

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この記事の著者

編集部