PHP のバージョンを上げる前のチェックリスト|サイトを壊さないために
PHP を新しくすると、古いプラグインやプログラムが動かなくなることがある。バックアップ・事前確認・戻し方まで、上げる前に確かめることをまとめた。
PHP のバージョンを上げると、古いプラグインや古い書き方のプログラムが動かなくなることがある。サイトを壊さずに移行するためのチェックリスト。
この記事の要点
- 作業の前に、ファイルとデータベースをまるごとバックアップ
- WordPress なら本体・プラグイン・テーマを先に新しくする
- テスト環境で先に試す
- すぐ元に戻せる状態にしてから切り替える
上げる前のチェックリスト
- サイトのファイルとデータベースを、まるごとバックアップした
- バックアップから元に戻す方法を確かめた
- WordPress 本体・プラグイン・テーマを新しくした
- 長く更新されていないプラグインを洗い出した
- テスト環境で、新しい PHP で動くか試した
- 切り替えたあとに確かめる画面を決めた
よく動かなくなるもの
- 何年も更新されていないプラグインやテーマ
- 自社で作り込んだプログラムや、古い書き方のフォーム
- 古い EC サイトの仕組み
7.4 から 8.0 でよく引っかかる変更
create_function()・each()・money_format()・get_magic_quotes_gpc()などが削除0 == "foo"が false に(数値と文字列の比較の仕方が変わった)- 未定義の定数が、警告ではなくエラーに
- クラス名と同じ名前のメソッドが、コンストラクタとして扱われない
- 非 static メソッドを
Class::method()の形で呼ぶとエラー
テスト環境で先に試す
- レンタルサーバーによっては、本番を複製できる「ステージング」の機能がある
- ない場合は、サブドメインなどにサイトを複製して試す
- テスト用のサイトは、検索に載らない設定にしておく
切り替えたあとに確かめる画面
| 画面 | 見るところ |
|---|---|
| トップページ | 表示が崩れていないか |
| お問い合わせフォーム | 送信できるか、通知メールが届くか |
| 管理画面 | ログインできるか、記事を保存できるか |
| ネットショップ | カートに入れて注文まで進めるか |
おかしいときはすぐ戻す
画面が真っ白になる、エラーが出るなどの場合は、すぐに元の PHP のバージョンに戻す。原因を調べるのは戻してから。
よくある質問
バックアップはどう取る?
サーバー会社のバックアップ機能か、WordPress のバックアップ用プラグインで、ファイルとデータベースの両方を取る。戻し方も先に確かめておく。
テスト環境がない場合は?
サブドメインなどにサイトを複製して試す。複製したサイトは検索に載らない設定にする。
無料ツールPHP2Shell 脆弱性チェッカーPHP のバージョンとサーバー会社を選ぶだけで、危険度と今やることが分かります。参考にした情報
- php.net(2026年10月21日のセキュリティ告知)
- php.net:Supported Versions
- php.net:Unsupported Branches
- php.net:付録(移行ガイド)
この記事の情報
2026年10月22日時点の公開情報にもとづく。最新は php.net と、利用中のサーバー会社の告知を確認すること。
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